ご存じでしたか?自転車に乗る時のヘルメット着用が努力義務になりました。

今年41日改正道路交通法が施行となり、自転車に乗る際のヘルメット着用が年齢を問わず努力義務化されました。「努力義務ってどういう意味?」「努力義務と義務って何が違うの?」そんな疑問がわきませんか?「努力義務」とは「努めなければならない」「望ましい」とされるもので、違反をした場合の罰則は通常ありません。それなら、ヘルメットは着用しなくても良いのでは?いえいえ、そんなことはありません。政府がヘルメットの着用を努力義務化した背景には自転車事故の増加があります。

 

2022年に全国で起きた自転車事故では339人が死亡し、このうち179人が頭に致命傷を負っていたそうです。ケガをした人も含めると合計68140人が事故に遭い、そのうち88%余りの人がヘルメットを着用していませんでした。ヘルメットを着用していなかった場合の致死率は着用していた場合のおよそ2.6倍だったそうです。転倒時に路面や車の車体などへ頭を強打したことにより、頭蓋骨骨折や脳挫傷、脳しんとうなどの重大なケガが生じ、死に至っています。

 

北海道も待ちに待った春が来て、自転車に乗っている方も増えてきました。努力義務となったヘルメットですが、店頭ではどこも品薄状態で、見た目が帽子と変わらないタイプやおしゃれなものはネットでしか見かけません。安全のために早く手に入れたいところですが、なかなか難しいものですね。

 

ところで、自転車事故で心配なのは自分がケガをすることと相手にケガをさせること。自転車に乗っていた高校生が加害者となり高齢者が亡くなるという痛ましい事故も時々耳にするようになりました。皆さんは自転車事故の万が一の備えは万全でしょうか?思わぬ事故に備えるために、自分たちのためには傷害保険、相手に対しては個人賠償責任保険への加入がお勧めです。ほけんのエリサポでは、皆さまそれぞれの状況に応じた保険をご提案できますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

 

ブログ記者:大澤