雪が降る前にスノーダクトの点検を!

 

雪解け水や雨水が流れ込むように設計されたスノーダクトは北海道に多く見られる屋根の一つです。このスノーダクトはとても便利なものですが、排水溝などに落ち葉やゴミがつまると排水部分が閉塞し、水がたまってオーバーフローとなり、建物の中に水漏れが発生し、時に数百万の修理費がかかる損害となることがあります。

 

冬期間は、スノーダクトの排水部分が凍結して閉塞し、気温が高くなった時に屋根の積雪が解けても排水ができず、やはりオーバーフローとなって建物の中に水漏れが発生します。

 

雪が降る前に、スノーダクトの排水部分の点検と掃除を行い、雪が降ったらヒーターのあるスノーダクトの場合は忘れずにスイッチを入れておきましょう。当社でも、入れたままになっているはずの排水管のヒーターのコンセントが夏場の工事で外されていて、排水部分が凍結してヒーターを交換したことがあります。幸い、漏水などの損害はありませんでしたが、凍結に気づかず、オーバーフローによる漏水が発生していたら、と思うとヒヤリとしました。

 

スノーダクトの配管の位置や発見のタイミングによって、損害は数万円から数百万と多岐にわたって発生しています。

 

雪が降る前に、スノーダクトの点検と掃除をお願いいたします。

 

なお、屋根に上る際にはケガや事故が起こらないように十分ご注意ください。屋根に上れる人がいない場合は、いつも修理などを依頼している業者さんまたは当社までご相談ください。

万が一、水漏れ事故が起こってしまった場合は、火災保険の対象となる場合がありますので当社までご連絡をお願いいたします。

日本損害保険協会発行 スノーダクト漏水事故防止啓発チラシ↓